CASE 実績

特殊清掃から10か月──再生された家と、ご遺族の想いを紡ぐ軌跡。

特殊清掃から10か月──再生された家と、ご遺族の想いを紡ぐ軌跡。

【特殊清掃・遺品整理・空き家再生/LRA association 施工事例

◆ はじめに

今回は、特殊清掃から始まり、10か月に及ぶフルリフォームと原状回復を経て、ご遺族の願いが叶えられた特別な事例をご紹介します。
「亡くなられた場所で一周忌法要を行いたい」というご遺族様の強い想い──。
その想いを形にするために、私たちは特殊清掃・内装解体・庭の整理・土地管理、そしてリフォーム完了まで寄り添い続けました。

伊達市北黄金町の一軒家

内装解体:80万円・フルリフォーム施工:350万円・その他管理・草刈り・手入れ・(10か月):27万円

できる限りのサービス、使えるものは使い、ご遺族様の為に努力致しました。

この内容は、特殊清掃後の再生や空き家リフォームを検討されている方にとって、非常に参考になる事例です。


◆ 特殊清掃からフルリフォームへ

● 内装解体から始まった“再生”

特殊清掃後、建物はフルリフォームすることが決定。
内装解体からスタートし、提携している大工さんが月日をかけて丁寧に再生していきました。

  • 壁・床の張り替え
  • 水回り設備の交換
  • 室内の全面補修
  • 臭気除去対策
  • 外回りの整備

見違えるほどの住まいへと変わっていきました。

● 一周忌(真言宗)までに間に合わせるという使命

ご遺族様の願いは、

「故人が亡くなられたこの家で、一周忌法要を行いたい」

その想いに応えるため、私たちは工程管理を徹底し、約10か月の歳月をかけて完成へと導きました。


◆ ご遺族へ寄り添った10か月

● 庭・土地の管理もすべてサポート

  • 庭の整理
  • 定期的な草刈り
  • 進行状況のこまめな共有
  • ご遺族様との連絡徹底

遠方にお住まいのご遺族様でも安心できるよう、責任を持って管理いたしました。


◆ 完成直前、意外な展開──買い手が見つかる

リフォームが進む中、物件に興味を持つ方が現れ、売却も視野に入りました。
ご遺族様も私たちもとても喜んでいたのですが——

後日、ご遺族様から突然の辞退。

価格提示はかなり高く、むしろご遺族様にとって良い条件でした。
しかし、それ以上に“理由のない拒絶”のような、不思議な空気が漂っていました。

その直後、ご遺族様のもとに「ある夢」が訪れます。


◆ ご遺族様の夢──ご両親から渡された「白い紙」

買い手辞退の2日後、ご遺族様はこんな夢を見たと言います。

・猫の多頭飼育崩壊が起こる前の綺麗な家
・私(田澤)が「迎えに行く」と来る場面
・支度をしていると、仏壇の前に亡くなったご両親が立ち
 「これを田澤さんに渡しなさい」と白い紙を手渡す

その白い紙は──
“家の権利書”だったそうです。

その話を聞いた瞬間、私は思いました。

「これは流れなのかもしれない。きっと、故人様の想いだ。」

私は、普段自分が手掛けた現場の物件を買うことはしません。
しかし、このときだけは違いました。

この仕事をしていると、多々不思議な現象が起きるときがあります。少なくとも私はそう感じております。

私の中では生きているのも、死んでいるのも、肉体の有無だけで感情はそのまま生きてる人と変わらないと常日頃思っております。故人・先人に礼を欠く事だけはしないと心に決めて、御遺品の整理や清掃に当たらせていただいております。


◆ 想いを受け継ぐ決断──家を購入

ご遺族様が提示した金額は、売却予定よりずっと安いものでした。
本来なら高く売れたほうがご遺族様にとっても良いはずです。

しかしご遺族様は言いました。

「夢を通して両親の想いを感じた。だから田澤さんにお願いしたい」

その想いに応える形で、私は購入を決めました。


◆ 一周忌法要の後、故人へご挨拶

遂にその法要の時がやってきました。ご遺族様は故人様の亡くなられた場所に向かいます。

リフォームが間に合い、皆様喜んで頂けた様です。

きっと、亡き故人様も、ご両親様も安心していると。

法要が始まり、亡くなられた場所で皆様が故人に対し祈りを贈ります。

地元で有名な、霊能者の方です。真言宗の僧籍を持っており、ご遺族様との繋がりもあるのでお願い致しました。

「天国にいるあなたは、これを見て頂けておりますか?皆様、あなたの為にここに来ました。あなたは、本当に愛されていた。どうか、想いを成就して天に昇れます様に。そしてこれからは私がこの家を守りますから、安心して下さい。」そんな想いを胸に秘め、私はご遺族の皆様と喪に服しました。

無事に一周忌が終わった後、私はご遺族様達にこう言われました。「こんな業者は札幌にもいない。本当にありがとう・・。」

とても胸が熱くなるお言葉を頂き、これからも精進して行こうと心に誓いました。


その後、故人・ご両親が眠る真言宗のお寺へご挨拶に伺いました。

「この家に住まわせていただき、守らせていただきます」

そうご供養の中でお伝えし、私は現在、その家に住んでいます

会社からわずか1分の立地で、今後は事務所としても活用する予定です。


◆ 新しい住まいで感じる「安心」と「浄化」

住んでみて感じることは──

  • とても広くて使いやすい
  • 空気が澄み、落ち着く
  • 不思議なほど安心感がある

私が飼っている柴犬3匹も大喜びで走り回っています


その姿を見ると、本当にこの家とご縁があったのだと感じます。


◆ 最後に──ここから新しい“軌跡”が始まる

10か月の特殊清掃と再生。
ご遺族様の想い。
夢で伝えられたメッセージ。
故人・ご両親の願い。

すべてが重なり、私はこの家に導かれました。

「選ばれたのなら、故人様に恥じぬよう活躍し、この家を守る」

特殊清掃・遺品整理のご依頼から紡がれたご縁。私は先人・故人様の想いを紡ぎます。

そしてここから、私の新たな人生の軌跡が始まります。